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本:「イン・ザ・プール」

「イン・ザ・プール」
2002年 カンフル評価 4点(5点満点)
作者 奥田英朗 文芸春秋


奥田英朗の直木賞候補となった作品。
ぶっとんだ感覚を持つ精神科医・伊良部シリーズ。
続編の「空中ブランコ」でとうとう直木賞を受賞する。

単行本のカバーは、どこかで見たことがあるなぁと
おもったら、ニルヴァーナの「Nevermind」を
イメージした作られたとのこと。
インタビューで奥田氏本人が語っている。
広告畑出身だからか、本の売り方にもこだわりがあるようだ。

内容は、その伊良部先生のもとに通院する精神疾患の
個性的な面々の短編小説集。
あふれるユーモアのセンスと、独特の視点での描かれる展開には驚かされる。

本作で「オッ」と思った箇所。
「イン・ザ・プール」
⇒精神疾患の夫に対してその妻のコメント
 (三十過ぎの男について)
 「若造扱いされなくなると逆に変な自信持っちゃって。
  愚痴や同僚の批判などばかり。
  部下ができたら、他人にやたら厳しくなって・・・」みたいいな。
  油がのってきたからこそ、「謙虚」な気持ちを、と。

「フレンズ」
⇒携帯依存症の主人公(高校生)は、
 友達とのつながりを求めすぎる。
 「友達とのメール」「友達との予定を入れすぎる」。
 友達を失うことを怖がって、誘いはすべて断らない。
 そのため、休みの予定はいっぱい。
 また、そうでなければならないような焦燥感にもかられる。
 何だかちょっと前の自分を見ているようで、
 続編「空中ブランコ」も含めて、
 この作品が個人的には一番感動した。
 
 特に、最後にはそんな自分を客観的に見つめ直せるところが良い。
 無理をしすぎていた、と。
 この伊良部先生のところで働く看護士「マユミ」がシメのコメント。
 主人公の「どんな人が理想ですか」の質問に対し、
 「友達がいない奴。大勢で遊ぶの、苦手なんだ」と。
 -冬の星は夏よりずっと凛として輝きを増している。
  それはまるで、孤塁を守ることを恐れない北国の美女のように。-
 で終わる。

 仲間とのつながりも大事だが、自分を失ってもいけない。
 なかなか感慨深い作品で、ジーンとした。。。
 
 
 実は、知らない間に映画かもされていました。
 



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