H-KのカンフルDaze(デイズ)

本:死ぬ瞬間

「死ぬ瞬間」
2001年 カンフル評価 2.5点(5点満点)
作者 エリザベス キューブラー・ロス 中央公論新社
*作者はタイム誌で20世紀最大の哲学者の一人と称される。


タイトルとおり「死ぬ瞬間」についての考察かと
思って読みましたが、
というより「死に至る患者の心理状態」についての研究ルポだった。

以下引用。
 今日、死の過程がいろいろな意味でつらいものになった。
 より孤独に、より機械的に、より非人間的になった。
 死の瞬間がいつなのかも決めかねる場合もある。

 死に迫る患者は、もはや一人の人間ではない。
 休息とやすらぎと尊厳がほしいと叫びたくても、
 点滴や輸血など自由が聞かない。
 誰も人間としての彼に目を向けない。

 死の瞬間は恐ろしいものや苦痛に満ちたものではない。
 身体機能の穏やかな停止だ。
 一瞬明るく輝いたかと思うと無限の夜空に消えていく流れ星。


確かに医療が発展し、延命ができても、
作者が指摘するように末期患者への対応は「非人間的」になっている気がする。
頭ははっきりしていてもたくさんの管をつけられて身動きが取れないのは
大変な苦痛だと思う。

また、死ぬ瞬間は苦痛に満ちたものではなく、
「身体機能の穏やかな停止」というのもなるほど、と思う。

なかなか考えさせられる1冊だった。

Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://kamfer.blog49.fc2.com/tb.php/543-68271b4a
プロフィール

H-K

Author:H-K

最新記事
フリースペース
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
月別アーカイブ